パーキンソン病の手術療法

パーキンソン病の手術療法

脳深部刺激療法は、英訳だとDeep brain stimulationとなり、その略語としてDBSと呼ばれることが多いです。
DBSは脳の深部に細い電極(右図)を入れて、電気刺激を与え、身体の動きに関わる脳内の異常信号を正常に調整することで、パーキンソン病の症状を軽減します。

DBSの電極を体内に埋め込んでも、日常生活でとくに制限されることはありません。
ジョギングなどの運動も可能です 。

DBSを受ける時期

脳パーキンソン病の患者さんは、以下のように考えている人が多いのではないかと思います。しかし、これらはすべて間違いです。

パーキンソン病の経過とDBS

この図はパーキンソン病の経過を示したものです。残念ながら経過とともに症状は悪化して、障害の程度が強くなっていきます。DBSを早期に導入した場合と進行期に導入した場合では改善度が異なります(図のaとb)。
さらに最終的な障害の程度も早期DBS挿入の方が軽くなる可能性があります(図のcとd)。

病気が発症して10年以内、オフやジスキネジアの出現で困り始めた時期ぐらいにDBSを導入すると効果的です。

パーキンソン病の経過とDBS

術前検査を含めて、だいたい1ヶ月半ぐらいの入院になります。

DBSの効果と合併症

DBSはオフを少なくし、ジスキネジアを薬の減量などで少なくし、オンの状態を長くします。
DBS導入後の経過中にパーキンソン病の症状が悪くなっても、刺激の調整で改善できることもあります。
合併症には,脳出血や感染の危険性などがありますが、1−3%程度で高いものではありません。

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