手術データ利用のお願い

専門医制度と連携したデータベース事業について

当院呼吸器外科では日本外科学会がその立ち上げに関わった『一般社団法人National Clinical Database』(以下、NCD)の登録事業に参加しています。登録される情報は日常診療で行われている検査や治療の契機となった診断、手術等の各種治療やその方法等です。情報の取り扱いや安全管理にあたっては、関連する法令や取り決め(「個人情報保護法」、「疫学研究の倫理指針」、「臨床研究の倫理指針」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。手術・治療を受けられるすべての患者さんを対象にさせていただいております。本事業への参加は、患者さんの自由な意思に基づくものであり、参加されたくない場合は、データ登録を拒否していただくことができますので、受診の際に担当医師にお申し出ください。これにより、日常の診療等において、患者さんが不利益を被ることはありません。お問い合わせについては受診された診療科またはNCD 事務局までご連絡下さい。

National Clinical Database 事務局 URL: http://www.ncd.or.jp/

奇静脈食道陥凹部の肺嚢胞破裂による気胸手術症例の検討

80歳以上の高齢者自然気胸に対する胸腔鏡手術の成績

このたび当院呼吸器外科では2015年から2020年に奇静脈食道陥凹部の肺嚢胞破裂による気胸手術を受けた患者さん、および、1996年から2021年に80歳以上の自然気胸に対して胸腔鏡手術を受けた患者さんを対象に治療内容とその成績について統計学的に解析・検討する上記の研究を行います。患者さんの過去のカルテ、レントゲン等の記録をもとに後ろ向きに調査いたします。研究結果は第39回日本呼吸器外科学会学術集会および第45回日本呼吸器内視鏡学会学術集会で発表を予定しています。

石綿健康被害救済制度の申請促進にかかる胸部放射線画像情報の活用について

このたび当院では国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所からの依頼で、平成30年度までに当院で診断された石綿肺がんの胸部CT画像情報を匿名化して申請促進のために利用することを了承しました。これは「石綿による肺がん救済制度の申請」の利用者が少なく、その一因として臨床医が石綿による肺がんの画像所見を見慣れていないことが挙げられたため、匿名化した胸部CT画像情報を臨床医に見ていただくことを目的としています。この画像は平成30年度に当院を含む全国多施設で行われた「がん登録を利用した石綿健康被害救済制度周知方法等の検討にかかる調査業務 石綿肺がんの実態調査」で使用された胸部CT画像情報を匿名化したものです。

患者さんにご負担をおかけすることはありません。また個人情報は厳重に守られ、個人を特定する情報が院外に出ることはありません。
ご不明な点がございましたら、下記担当者にお問い合わせ下さい。


担当者:呼吸器外科 渡辺健寛

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